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静岡・山梨方面へ日帰り花旅に出掛けてきました・・その3 スミレ以外の今回の目的のお花たち

高草山から下山したのはまだ1時前だったのですが、もう2ヶ所、別のお花の自生地を訪れる予定をしていたので、大急ぎで車を出します・・
遊歩道入口の駐車場に車を停めて、遊歩道をしばらく辿ります・・


2ヶ所目の目的のお花はキバナハナネコノメでした・・
滝からの水しぶきがかかるような場所に静かに群生していました・・
1DSC_6744 (2)キバナハナネコノメ

大小の岩礫の間で・・あちこちで小さな群落を作って咲いていました・・
2 P3203657

滝とキバナハナネコノメ・・絵になりますよね~・・
3 DSC_6718 (3)キバナハナネコノメ

一斉に開花したようで、どの株も葯には黄色い花粉が見られました・・ちょうど満開のようですね・・
4 DSC_6713キバナハナネコノメ

シロバナネコノメソウの変種で、葯が萼片から長く飛び出しているのがよくわかります・・
5 P3203669 (2)キバナハナネコノメ

ちょうど綺麗に開花したベストなタイミングで訪れることができたようで、素晴らしいお花たちに出会うことができました・・
6 DSC_6712 (3)キバナハナネコノメ

7 DSC_6728 (2)キバナハナネコノメ

す~っと伸びた花茎の先端に黄金色のお花が輝いていました・・
8 DSC_6721 (3)キバナハナメコノメ

ほとんどのお花は葯が開いて黄色い花粉が見られたのですが、まだ開く前の朱赤、あるいはオレンジ色の葯の新鮮なお花も見ることができました・・
9 DSC_6715 (2)キバナハナネコノメ

お花をアップで・・オレンジ色の葯を付けた雄しべと、黄色い花粉が見られる雄しべの両方が見られました・・
10 P3203690 (3)キバナハナネコノメ

たくさんのキバナハナネコノメのお花に混じって・・数株見られたのはニッコウネコノメソウでした・・
鮮やかなキバナハナネコノメのお花の陰でひっそりと・・健気に咲いていました・・
11 DSC_6729 (2)ニッコウネコノメソウ

地味なお花だけれど、紅紫色の葯がその存在をアピール?・・しているようですね・・
12 DSC_6730 (4)ニッコウネコノメソウ

たくさんのキバナハナネコノメのお花をあちこち撮影していると・・すっかり時間が経過してしまって・・あわてて渓流沿いの遊歩道を車へと戻りました・・
13 DSC_6766

実はこの日、最後にもう1ヶ所・・立ち寄りたいお花の自生地があっったのです・・
キバナハナネコノメの自生地から3カ所目のお花の自生地へは、1時間以上かかってしまうので、暗くなる前に着けるかどうか・・心配しながら目的地に向かいました・・

3カ所目の目的のお花はカイコバイモでした・・数年前に偶然知り合った地元の方に教えていただいた自生地です・・
この場所も地元の方が保護されている場所・・地元の方に声をかけて、自生地に向かいます・・

なんとか暗くなる前にお花に会うことができました・・
いつも遅かったり、早すぎたりとなかなか綺麗なお花に出会うことができなかったのですが、今年はちょうどベストなタイミングで出会うことができました・・
14 DSC_6781 (2)カイコバイモ

15 DSC_6770 (3)カイコバイモ

夕暮れ近くだったので、しっとりと落ち着いた印象のお花でした・・
16 DSC_6776 (3)カイコバイモ

素敵なお花ですよね~・・
17 DSC_6775 (2)カイコバイモ

コバイモの仲間のお花は地味なお花ですが、とっても魅力的なお花・・大好きなお花です~・・
18 DSC_6772 (2)カイコバイモ

内側をのぞかせてもらうと・・地味~に俯いて咲いているお花ですが、、花被片には美しい模様が見られ、まるで内側に美しさを秘めているようですね・・
19 P3203728 (3)カイコバイモ

花被片の裏側・・渋めの淡い紅色が趣があって素敵です~・・
20 P3203739 (2)カイコバイモ


最後のカイコバイモの自生地には日暮れぎりぎりに訪れたので、お花の撮影が終わるころには暗くなり始めていました・・

実は例年でしたら、今回のお花探索は、焼津あたりに1泊して1泊2日で廻るのですが、時節柄なるべく宿泊は避けたいということで、日帰りにしたので、1日に3ヶ所の移動ということになってしまったのです・・

慌ただしく3ヶ所のお花の自生地を訪れた今回の花旅でしたが、なんとか目的のお花たちに出会うことができ、満足の花隊になりました・・

最後にその4では今回出会ったシダをまとめて紹介したいと思っています・・
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静岡・山梨方面へ日帰り花旅に出掛けてきました・・その2 高草山で出会ったスミレたち

ここでは高草山で出会ったスミレたちを照会したいと思います・・

今年最初のスミレの記事になりますね・・


高草山で一番の目的のスミレはキスミレでした・・
地元の方々が保護されている場所です・・今年はちょうど良いタイミングで訪れることができたようで、咲き始めたばかりの新鮮なお花たちに出会うことができました・・
1 DSC_6638 (3)キスミレ

ちょうど毎日訪れるという方にお会いして、お話を伺ったのですが、前日は曇り空だったので、あまり咲いていなかったそうですが・・
2 DSC_6650 (4)キスミレ

この日はお天気が良かったので、たくさんの開花したお花を見ることができて、ラッキーだったかな~・・
3 DSC_6630 (3)キスミレ

多くのお花がまとまって咲いているのは柵で囲まれた自生地の中心あたり、ちょっと遠い場所だったのですが、柵のすぐ脇にもいくつか綺麗に開花したお花が見られました・・
4 DSC_6649 (3)キスミレ

そんなお花たちをアップで撮ることができたのが嬉しい~・・新鮮で生き生きとしたお花でした・・
5 DSC_6655 (3)キスミレ

6 DSC_6643 (2)キスミレ

花弁の裏側が紅色なのがとっても可愛らしい~・・
7 DSC_6642 (2)キスミレ

アップで・・昨夜の雨でちょっと汚れてしまったようですが・・
8 P3203609 (2)キスミレ

更にアップで・・ほんとに愛らしいスミレですね・・
9 P3203620 (3)キスミレ

フモトスミレはまだまだ早かったようで、小さな株が小さなお花を1花だけ見せてくれました・・
10 DSC_6658 (2)フモトスミレ

登山道沿いに・・以前訪れた時にはたくさんのお花が見られたエイザンスミレですが、今年はやっぱり開花が遅れているようで、開花していたのはこの1株だけでした・・
11 DSC_6662 (3)エイザンスミレ

エイザンスミレは咲き進むと徒長して、可愛くなくなるな~・・と思っているのですが、咲き始めたばかりのエイザンスミレは可憐な印象で可愛らしい~・・
12 DSC_6660 (3)エイザンスミレ

タチツボスミレだと軽く考えていたこのスミレは、どうやらナガバノタチツボスミレのようです・・葉先が尖っているのが特徴のようです・・
13 DSC_6685 (3)ナガバノタチツボスミレ

最後に出会ったのはコスミレの群生でした・・コスミレはしばしばこういった群生が見られるようですね。・・
14 DSC_6691 (4)コスミレ

以前にも出会っていたので、今年も・・と・・期待していたのですが、期待通り!・・ちょうど見頃の素晴らしいブーケに出会うことができました・・
15 P3203650 (3)

日差しを浴びていっそう美しく輝いていました・・
16 DSC_6695 (3)コスミレ

コスミレのブーケですね~・・
17 DSC_6700 (3)コスミレ

お花のアップです・・
18 P3203639 (3)コスミレ


今回の花旅の一番の目的は、このキスミレにであうことでした・・お天気が幸いして、開花したばかりの新鮮で可愛らしいキスミレに出会うことができました・・

その他、もう数種類、スミレのお花を期待したのですが、時期が早過ぎたのかお花を見ることができませんでした・・

スミレの開花はもう少し待つことになりそうですね・・

静岡・山梨方面へ日帰り花旅に出掛けてきました・・その1 高草山登山と早春のお花たち

暖かくなったり急に寒くなったりと・・この季節は三寒四温ですね・・

連休中日、20日の日曜日・・暖かくなってお天気も良くなりそう・・ということで、久しぶりに静岡方面へ遠出の花探索に出掛けてきました・・

連休中ということで、高速は早い時間から渋滞が見込まれるので、できるだけ早くお家を出ることに・・といってもそれほど早くは起きられません・・

目いっぱい早起きして、4時起きで5時過ぎにお家を出ました・・

集中する時間帯よりほんの少し早く高速を抜けることができたようで、車は多かったものの、わりあいにスムーズに走ることができ、目的地の高草山の登山口、林叟院の駐車場に車を停めたのは8時30分過ぎでした・・

急いで準備をし、坂元Aコースの登山口から歩き始めます・・


満開の菜の花に見送られて・・登山道を登り始めます・・
1 P3200629

急斜面にジグザグに付けられた登山道を登って行きます・・今まで気が付かなかったのですが、樹林下ではけっこう面白いシダが見られました・・
2 P3200635

樹林を抜けると、もう手入れがされなくなった茶畑が続きます・・数年前に登った時には綺麗に手入れがされていたのですが・・・
3 P3200640 (2)

スミレやシダを探しながら、ゆっくりのんびりと登ったので、頂上に着いたのはもう11時過ぎ・・
いつもながらののんびり登山でした~・・
4 P3200644

頂上の一画・・陽当たりの良い木のベンチで遅い朝食?・・早目の昼食?です・・
テルモスにはコーヒーと紅茶・・まだまだ暖かい飲み物が美味しい~・・
5 P3200647

朝食を済ませて下山開始です・・下山は坂元Bコースの沢コースを下ることに・・
途中で、駿河湾が一望できました・・この日はお天気が良かったので、海の色が冴えていますね~・・
6 P3200650 (2)

下山はあっという間・・12時過ぎには下山できました・・
7 DSC_6688

最後に林叟院さんに立ち寄らせていただいて・・寒緋桜が満開でとっても綺麗でした・・
8 P3200651

登山中に出会ったお花を・・スミレは次回に纏めて照会するので、スミレ以外のお花たちです・・
咲き始めたばかりのキブシ・・
9 DSC_6622 (2)キブシ

ヒメウズは可愛らしいお花ですが、なかなかカメラに収まってくれません~・・
10 DSC_6665 (2)ヒメウズ

なんとか撮れたアップ気味の一枚です・・オダマキによく似ていますね・・
11 DSC_6663 (3)ヒメウズ

タンポポが花盛り・・カントウタンポポ?と思ったのですが、帰宅後に調べてみると、トウカイタンポポでした・・
12 DSC_6670 (2)トウカイタンポポ

総苞外片が直立するのはカントウタンポポも同じなのですが、総苞外片、内片ともに大きな角状突起があるのがトウカイタンポポの特徴のようです・・
この画像ではトゲのような角状突起がよくわかりました・・
13 DSC_6671 (3)トウカイタンポポ

林叟院のお庭にちょうど開花したばかりの可愛らしいヒトリシズカが一群れ・・下山したわたしたちを迎えてくれました~・・
14 DSC_6704ヒトリシズカ

ヒトリシズカはこのくらいの時が一番愛らしいですね・・
15 DSC_6706 (3)ヒトリシズカ

セントウソウのお花は沢沿いの林床で、あちこちで見られました・・
実は帰宅後に調べて、セントウソウの品種に、葉が切れ込まないオオギバセントウソウという種があるということがわかり、この画像を見返してみると、左端にそれらし葉だけが写っていました・・
この時には気づかなかったので、お花を撮っていなかったのが残念です・・
16 DSC_6686 (2)セントウソウ

今年はお花全般に開花が遅れているようで、いつもこの時期には満開のシャガも、やっと数株が開花したばかりでした・・
17 DSC_6684 (2)シャガ

このお山で見られるコバイモの仲間は、不思議なことにコシノコバイモだそうです・・今年の開花株は2株だけのようです・・
18 DSC_6675 (3)コシノコバイモ

数年前には4~5株ほど、10年ほど前には10株ほども見られたのですが・・どんどん株数が減少していっているようで、残念です・・
19 DSC_6678 (2)コシノコバイモ


ここでは高草山登山の様子と、スミレ以外のお花を紹介したのですが、今回の高草山での一番の目的のお花はキスミレでした・・

次回はキスミレとその他の出会えたスミレのお花をメインに紹介したいと思います・・

2日目もスプリングエフェメナルの群生地を訪れました・・

ゆっくりと温泉お泊りを楽しみ、朝食もたっぷりといただいて・・2日目はわたしたちにしては遅めに?お宿を出発・・

ゆっくり出発の訳は・・スプリングエフェメナルはお陽さまが差さないとしっかり開花しないので、ちょうど開花したタイミングで自生地を訪れたいから・・

のんびり屋のカッパは嬉しい~・・


この日の最初の目的地は里山・・
1 P3110595

目的のお花はミスミソウでした・・今年初めての出会いでした・・
2 DSC_6550 (3)ミスミソウ

やっとお陽さまが差し始めた林床で、何株か・・開花したばかり・・といった風情のお花たちに出会うことができました・・
3 DSC_6546 (2)ミスミソウ

この株は3本のお花が仲良く開花していました・・
4 DSC_6547 (3)ミスミソウ

この里山のミスミソウは白花が多いようです・・
5 DSC_6567ミスミソウ

お花をアップで・・白色の花弁のように見えるのは萼片だそうで、萼片の枚数は多いものや少ないものと様々あるようです・・
このお花は12~13枚と多いようですね・・
6 DSC_6556 (2)ミスミソウ

やっとお陽さまが差してきたようで、3花が一斉に開花し始めたようですね・・
7 DSC_6570 (2)ミスミソウ

この株には綺麗な葉が見られました・・三角形状の葉の先端が尖っているのがよくわかります・・
房総方面で見ていたスハマソウは先端が丸いことから、区別するようです・・
8 DSC_6560ミスミソウ

白花が多かったのですが、なかにいくつか萼片の裏側が淡いピンク色がかったお花が見られました・・
このお花は開花前だったので、裏側のピンク色がとても綺麗でした・・
9 P3113525 (3)

登る時にはまだ蕾だった株・・下山時にはお陽さまに誘われるように開花していて・・嬉しくなりました~・・
10 DSC_6575 (2)ミスミソウ

11 DSC_6573 (3)ミスミソウ

静かにひっそりと・・林床に咲いていたミスミソウをカメラに収めて・・車に戻ったのはもうお昼前・・
この日ももう1ヶ所、スプリングエフェメナルの群生地を訪れる予定だったので、2ヶ所目の目的地へ向かって急いで車を出します・・

車止めのゲート前に車を停めて、林道をしばらく歩き・・雑木林の中の急登に取り付きます・・
何年か前は登山道も目印もなく、雑木林の中をひたすら直登したのですが、今回はテープが付けられていて、迷うこともなく目的地に辿り着くことができました・・
12 P3110598

目的地はフクジュソウの花園・・目的地の花園に着いてみると・・辺り一面満開のフクジュソウでした~・・
13 DSC_6587 (4)フクジュソウ

その素晴らし光景に感動・・しばらくは写真を撮るのも忘れてただただ見惚れていました~・・
14 P3113559 (4)フクジュソウ

15 DSC_6579 (4)フクジュソウ

すっかり葉を落とした落葉樹の林床・・日差しをタップリ浴びて輝くお花たちです~・・
16 P3113549 (3)フクジュソウ

18 P3113558 (3)フクジュソウ

こんなに密集して咲いているフクジュソウを見るのは久しぶりです・・眩しい美しさですよね~・・
19 DSC_6583 (2)フクジュソウ

お花をアップ気味に・・
20 DSC_6596 (2)フクジュソウ

重なるようにして咲いている姿は圧巻でした~・・
21 DSC_6586 (2)フクジュソウ

ちょうど綺麗に開花したお花たちをアップ気味に・・
22 DSC_6598 (3)フクジュソウ

23 P3113555 (3)フクジュソウ

群生地から少し離れた場所を選んで、遅いランチタイムに・・群生地ほどではないけれど、ポツリポツリとお花が見られます・・
24 P3110604

ランチ終了後は渓を渡ってもう1ヶ所、別の群生地を訪れることに・・
25 P3110605

この場所は雪融けがやや遅く、以前訪れた時もまだ雪が残っていて、開花したお花は少なかった場所・・
26 DSC_6601 (3)

今回もやはりほとんど固い蕾だったのですが、雪融けが進んだ場所では咲きだしたばかりの新鮮なお花たちが迎えてくれました・・
27 DSC_6609 (2)フクジュソウ

超フレッシュなお花を見つけて・・アップで・・
今まさに開花したばかり!・・という風情のお花、こんなに新鮮なお花を見たのは初めてでした~・・
28 P3113572 (2)



あっという間に午後も3時を過ぎて・・2ヶ所で素晴らしいフクジュソウの群生を堪能して、名残惜しいのですが、下山することに・・

素晴らしいフクジュソウの花園・・いつまでもこのままで残っていってほしいですね・・

この日は夕方まだ早めに帰路につくことができたので、高速もわりあいにスムーズに走ることができ、8時前には帰宅することができました・・

今回の花旅でお世話になったお宿

今回お世話になったのは湯村温泉郷、杖温泉「弘法湯」さん・・歴史のあるお宿のようで、お部屋やトイレなどは綺麗にリフォームされているのですが、温泉は昔のまま・・風情のある素敵なお宿でした・・
1 P3110592

わたしたちにしては早め、5時前にお宿に到着・・お部屋に荷物を置いて・・浴衣に着替え、早速温泉へ・・
杖温泉ののれんをくぐります・・
2 P3110589

浴室に一歩足を踏み入れると・・浴槽からはこんこんとお湯が溢れて出て、浴室の床をお湯がじゃぶじゃぶと流れていました・・
湯量はかなり豊富なようですね・・もちろんかけ流し・・
こちらは男湯なのですが、女湯も貸し切りの家族風呂も同様に・・やはりじゃぶじゃぶとお湯が流れていました・・
3 P3110584

湯温は38~39℃とかなり温め・・この季節ではちょっと冷たく感じるのですが、じっくりと10分以上浸かっていると、ポカポカと芯から温まってきます・・
熱々のお湯にちゃぽんと入るのも良いけれど、ゆっくり入れることができ、じっくりと温まると湯冷めもしないようなのも嬉しい~・・
4 P3110586

温泉をじっくりと楽しんだ後は、お待ちかねのお夕食・・お部屋食なので、他の宿泊客と一緒になることがなく、安心です・・
前菜に、お刺身や魚の焼き物、刺身コンニャクなどが並びます・・
5 P3100574

天ぷらは熱々で運ばれてきて・・紙鍋の具材は鶏肉と白菜や葱など・・鶏肉は地鶏なのかな~・・旨みがあってとっても美味しい鶏肉でした・・
6 P3100580

お宿に着く前に立ち寄った菓子工房、「ル・キャトル・セゾン」さんで買っておいたケーキで食後のコーヒータイムもゆっくり楽しみました・・
ケーキはシュークリームと洋ナシのタルト・・ここのケーキもとっても美味しい~・・
7 P3100582

就寝前にもう一度温泉へ・・この日は朝も早くから動いたので、すっかりお疲れ~・・ということで、早々にお布団へ・・

翌朝・・朝食もお部屋でした~・・焼き鮭や出汁巻き卵、お浸しやキンピラといった定番のおかずが並びます・・
ご飯がとっても美味しかったので、お米の銘柄を訪ねると、梨北米だそうです・・炊き方も良いのかな・・
朝から食べ過ぎてしまいました~・・
8 P3110591

今回のお土産です・・途中のSAで購入した「金精軒」さんの生信玄餅や、護摩団子に前述の「ル・キャトル・セゾン」さんのレモンケーキとドライフルーツのパウンドケーキです・・
9 P3110608

生信玄餅は梨北米で作ったお餅に黒蜜ときな粉をかけていただきます・・もちもちのお餅の触感がとっても美味です~・・
賞味期限が製造日含めて3日と短いのが玉に瑕なのですが・・
10 P3110610

コーヒーと一緒にレモンケーキです・・レモンの香りが濃厚でこちらもとっても美味でした・・
11 DSC_4033



久しぶりの温泉お泊りを楽しんだ1泊2日でした・・

長野から山梨方面で花探索でした・・

3月10日から1泊2日で、長野・山梨方面へ久しぶりに遠出の花探索にでかけてきました・・

前日までは寒い日が続いていたのですが、お天気予報では10日あたりから気温が上がり始めるらしい・・ということで、暖かくなってくれれば良いな~・・と思いながらお家を出ました・・

今回は長距離高速道路を走るため、平日は料金が高額になってしまうことから、深夜割引を使うことに・・

ということで、前日夜11時前にお家を出ました・・

途中のSAで仮眠したのですが・・朝の冷え込みで寝られ無くなってしまい、寝不足のまま明るくなるのを待って、目的地へ向かいます・・

車中泊するにはまだちょっと寒かったかな~・・

目的地近くの駐車場に車を停めて、目的地へ向かいました・・


お花はもう咲いているかな~・・ワクワクしながら目的地に向かったのですが・・なんと!辺り一面に雪が残っていて~・・
数年前に綺麗に開花していたお花の生息地は、すっかり雪に覆われていて、お花の気配どころか、まだ葉も見当たりません~・・
1 P3100567

少しその近辺を探してみたのですが、どこも雪が残っていて、とてもお花が咲いているような様子はありません・・
あきらめて車に戻ろうとした時、陽当たりが良く雪融けが進んでいて、緑色の植物が芽吹いているような場所が目に入りました・・
近づいてみると、目的のウスギオウレンの群生でした・・
2 DSC_6452ウスギオウレン (2)

とっても小さくて可愛らしい~・・注意して見ないと見過ごしてしまいそうでした・・
3 DSC_6447ウスギオウレン (2)

雪解けを待ちかねて?ちょこんと顔を出した・・そんな風情のお花でした・・
4 DSC_6469 (2)ウスギオウウレン

ウスギ・・薄黄・・といってもこのお花は黄緑色っぽい?といった印象・・
5 DSC_6450 (3)ウスギオウレン

アップで撮ってみると・・萼片や花弁が淡い萌黄色でした・・
6 P3103425 (2)ウスギオウレン」

こちらのお花はあんまり黄色っぽくなく、かすかに紅色を帯びているような・・?
7 DSC_6458 (3)ウスギオウレン

アップで撮ってみると・・花弁と葯に紅色を帯びていて、優しい印象のお花でした・・
8 P3103412 (3)ウスギオウレン

やっと開きかけたお花です・・これから暖かくなると、たくさんのお花が開花してくることでしょうね・・
満開のお花も見たいけれど、ちょっとここまでは遠いかな~・・
9 P3103417 (3)ウスギオウレン

もうあきらめかけていたウスギオウレンのお花・・嬉しい出会いになりました・・
ゆっくりとカメラに収めて、この日は別の場所でもう1種、会いたいお花があったので、車に戻って移動です・・

この日は素晴らしい青空・・雪を残したお山が青空に映えて・・素晴らしい景色を見せてくれました・・
10 P3100565 (2)

次に向かったのは里山・・フクジュソウの里でした・・
例年であればフクジュソウ祭りが開催されているのですが、昨年も今年もコロナ禍で開催されていません・・
フクジュソウはそんな人間界の事情にはお構いなしで、静かに開花していました・・
11 DSC_6497 (3)ミチノクフクジュソウ

畑脇の斜面では素晴らしい群生が見られました・・カッパもパチリと・・
12 DSC_6503 (2)ミチノクフクジュソウ

平日とあって訪れる人もほとんどなく・・素晴らしいフクジュソウの群生を二人占めでした・・
13 DSC_6500 (2)ミチノクフクジュソウ

鮮やかな黄色のお花が、春まだ浅い里山を明るく輝かせているようでした・・
14 DSC_6488 (2)ミチノクフクジュソウ

15 DSC_6504 (2)ミチノクフクジュソウ

ちょうど満開~・・良いタイミングで訪れることができたようです・・
16 DSC_6495 (3)ミチノクフクジュソウ

ここのフクジュソウはミチノクフクジュソウだそうです・・萼片が花弁の半分くらいとフクジュソウと比べるとやや短いのが特徴だそうです・・
17 DSC_6508 (2)ミチノクフクジュソウ

開花したばかりのこのお花、よく見ると花弁がかなり多い~・・?・・八重咲きでした・・
18 P3103474 (2)

ウスギオウレンとミチノクフクジュソウ、2ヶ所でお花を楽しんで・・まだお宿に向かうにはちょっと早い時間だったので、最後にもう1ヶ所、スプリングエフェメナルの群生地を訪れることに・・

3ヶ所めのお花は、セツブンソウ・・この自生地は地元のボランティアの方が整備して保護している場所です・・
19 DSC_6518 (2)セツブンソウ

ここではちょうど満開のセツブンソウに出会うことができました・・
20 P3103496セツブンソウ

杉林の林床で群生していたセツブンソウの中に、色白のセツブンソウを発見・・セツブンソウのアルビノ、シロバナセツブンソウでした・・
21 DSC_6533 (2)セツブンソウ

葯が青紫色ではなく、色が抜けたようにうっすらとピンク色がかった白色でした・・
花柄も苞葉も綺麗な緑色なので、たくさんのセツブンソウの中に混じっていても、すぐに見つけることができました・・
22 DSC_6536 (3)セツブンソウ

シロバナセツブンソウとセツブンソウをコラボで撮ってみました・・
23 DSC_6544 (3)セツブンソウ

開花したばかりの新鮮なお花です・・柔らかく優しい印象の素敵なお花でした・・
24 P3103507 (2)



朝寒かったこの日も、だんだんと気温が上がってきて・・暖かいお陽さまの下で、ゆっくりのんびりの花探索を楽しむことができました・・

暖かかった午後の陽も次第に西に傾き始めて・・この日のお泊り予定の湯村温泉へ向かいます・・

筑波山麓でネコノメソウの仲間を探して・・

3月になったとはいえ、春まだ浅く今年はまだまだ気温が低い日が続いています・・とはいえ、もうそろそろ筑波山麓の早春のお花たちも目覚め始めている頃では・・?・・ということで、3月6日、久しぶりに筑波山麓を訪れてみることに・・

筑波山麓は我が家からさほどは遠くないし、この日は半日程のお花探しだから・・と・・朝はゆっくり起きだして、朝食と朝の家事もササッと終わらせて、11時過ぎにお家を出ました・・

目的地近くの道脇、ちょっとした空き地に車を停めたのは12時過ぎ・・道沿いで、春一番に咲くスミレを探しながら登山道の入口に向かいました・・


登山道は小さな沢沿いに続いています・・
1 DSC_6428 (2)

ここは少し標高があるので、春は下界よりかなり遅れているようでした・・杉林でもまだまだ冬の趣でした・・
2 DSC_6391

雑木林でも芽吹きはまだまだ先のようですね・・お陽さまの温もりを感じながら階段状になった登山道を登ります・・
3 P3063358

沢沿いにネコノメソウの仲間を探すのですが・・なかなか開花しているお花が見られません・・
4 DSC_6403

沢沿いにしばらく登り、トラバース気味にしばらく進むと、陽当たりの良い尾根に出ました~・・
5 DSC_6427 (2)

もう少し登ると、林道に出会うのですが、わたしたちはもう1ヶ所、別の沢沿いでお花探ししたかったので、この辺りで下山することに・・
ちょっと小休止・・テルモスの紅茶と甘いお菓子でティータイム
6 DSC_6426

道まで戻って・・もう1ヶ所、別の小さな沢でお花探しでした~・・
7 DSC_6439

道脇で見られた春一番のスミレはアオイスミレ・・昨年はこの時期、もう少したくさんお花が見られたのですが、今年は開花していたのはこの1株だけ~・・
8 DSC_6389 (3)アオイスミレ

この寒さでは1株だけでも開花していてくれたのはラッキーだったかな~・・
9 DSC_6386 (2)アオイスミレ

お花は開花したばかり・・新鮮なお花でした・・
10 DSC_6381 (2)アオイスミレ

アオイスミレのアップです・・ここのアオイスミレは白か淡いブルー・・このお花は真っ白のようですね・・
11 P3063344 (2)アオイスミレ

登山道を歩き始めて最初に出会ったネコノメソウの仲間はムカゴネコノメソウでした・・
12 DSC_6405 (2)ムカオネコノメソウ

沢沿いの岩上に苔と一緒に群生していました・・
12 P3063372 (3)ムカゴネコノメ

まだまだ蕾が多く開花株はなかなか見当たらなかったのですが、この場所は陽当たりが良かったのか綺麗に開花したお花を見ることができました・・
13 DSC_6409ムカゴネコノメソウ

ムカゴネコノメソウは葉は対生・・走出枝を地中に伸ばして、先端にムカゴ(球芽)を付けるのが特徴・・
葉が対生なのがよくわかりました・・
14 DSC_6413 (2)ムカゴネコノメソウ

萼片が直立から斜開らしいのですが・・
15 DSC_6414ムカゴネコノメソウ

アップ気味に撮ってみると・・開花したばかりのようで、萼片はつぼみ気味でした・・
16 P3063376 (2)ムカゴネコノメソウ

更にアップで撮ってみました・・黄色い葯が8個、はっきりみられます・・
18 P3063350 (3)ムカゴネコノメソウ

更に沢沿いをしばらく遡って・・滝状になっている岩場数ヶ所で見られたのはツルネコノメソウ・・この沢沿いではあまり個体数は多くないようでした・・
19 DSC_6417ツルネコノメソウ

昨年同時期にはかなりの開花株が見られたのですが、今年はほとんど開花していなくて、しばらく探して・・やっと数株開花しているお花を見つけることができました・・
20 DSC_6419 (3)ツルネコノメソウ

開花していたお花をアップで撮ってみました・・開花している・・といってもこの程度、まだまだ本格的な開花はこれからのようですね・・
21 P3063391 (3)ツルネコノメソウ

こちらはまだ花芽も挙げていない状態のニッコウネコノメソウ・・開花は1ヶ月ほど先のようですね・・
お花はカタクリと一緒に見られるかな~・・
22 DSC_6440ニッコウネコノメ

例年なら開花した株が沢沿いに多く見られるユリワサビですが、今年は沢沿いではほとんどお花は見られず・・道沿いのガードレールの下で数株開花していただけでした・・
23 DSC_6397 (2)ユリワサビ

こちらはシュスランと思われる株・・昨年しっかり開花したようで、ガラを付けていました・・
24 DSC_6402シュスラン

この沢沿いの登山道脇ではシダの種類は少なくて・・ほとんどがベニシダかヤマイタチシダだったのですが・・
なかに1ヶ所、ヤマイタチシダと一緒に生息していたこのシダが目を引きました・・
25 P3063359イワイタチシダ

小羽片はオオイタチシダに似ているのですが、かなり小振り・・オオイタチシダかヤマイタチシダのまだ若い株?・・かとも思ったのですが、裏を見てみると、しっかりと胞子嚢群が見られたので、成熟した個体だということがわかりました・・
26 P3063358イワイタチシダ (2)

大きな胞子嚢群がびっしりと・・中肋と辺縁の中間あたりに付いていました・・
27 P3063360イワイタチシダ

中軸の鱗片を見てみると、直角または下向きに開出していていて、弓なりに反曲して先端は上を向いていて、先端の色合いは黒褐です・・
鱗片基部が長袋状になっていることもよくわかりました・・以上の特徴から、このシダはイワイタチシダではないかと思うのですが・・
28 P3063363 (3)イワイタチシダ

葉柄基部の鱗片は直角または下向きに開出して密生していました・・
29 P3063362 (2)イワイタチシダ


昨年とほぼ同時期の筑波山麓でしたが、今年はほんとに春が遅く、ネコノメソウの仲間もほとんど開花していませんでした・・

最後に訪れた小さな沢ではハナネコノメが生息しているのですが、今回は花芽もほとんどつけていないような状態・・

今回はシダに思わぬ出会い・・イワイタチシダだと思うのですが・・イタチシダの仲間は種の成り立ちが複雑なようで、難しそうです~・・

今週末あたりからは次第に気温も上がってくるようですが、春になるのはいつになることかな~・・なんて思ってしまいます・・

春になると出かけたい場所も多くなって・・お花探索もシーズンインかな~・・

栃木の花散歩、最後に出会ったのは小さな妖精さんでした・・

「四季の森 星野」からちょこっと移動して・・車道をしばらく歩いて・・

目的のお花はコセリバオウレン・・小さな流れの脇に数株自生していました・・


車道のどん詰まり?にはこんもりとした雑木林・・雑木林の脇を流れる小さな小川に目的のお花が見られます・・
1 DSC_6377 (2)

ここの自生地では狭い範囲に、開花している株は10株ほどですが・・まとまって咲いていました・・
2 DSC_6341 (2)コセリバオウレン

以前この自生地を訪れた時にも気になっていたのですが、開花しているお花のなかに数花、全体に黄色みを帯びているお花が見られます・・ウスギオウレンかな~・・と思ってしまうのですが・・
3 DSC_6346 (3)コセリバオウレン

アップで撮ってみると、ますますウスギオウレンっぽく見えますよね~・・ですが、栃木県ではウスギオウレンの生息は確認されていないそうなのです・・
4 P2273304 (3)コセリバオウレン

この株は↑の株の近くで開花していたのですが、やはり黄色みを帯びていて、ウスギオウレンかな~・・?と思わせる株でした・・
5 DSC_6332 (2)

お花をアップで撮ってみました・・萼片や花弁が黄色みを帯び、萼片がやや捻じれ気味という特徴からも、ウスギオウレンと思えるのですが・・
6 P2273317 (3)コセリバオウレン

こちらはコセリバオウレンらしく、白っぽいお花だったのですが、やはり萼片にゆるい捻じれが見られます・・
7 DSC_6348 (2)コセリバオウレン

コセリバオウレンでも萼片に捻じれが見られるものもあるそうなので、このお花もそうかもしれませんね・・
8 DSC_6355 (3)コセリバオウレン

両性花と雄花です・・
9 DSC_6360コセリバオウレン

このお花は雄花ですが・・
10 DSC_6352 (3)コセリバオウレン

中心部分が今まで見てきた雄花とはちょっと違うような・・?・・まだ開花していない雄しべだと思うのですが、よくわかりません・・
11 P2273324 (3)コセリバオウレン

こちらは両性花・・しっかりした雌しべが見られ、元気いっぱいのお花でした・・
13 P2273328 (3)コセリバオウレン

小さな流れの脇にはザゼンソウも見られたのですが、今年は開花がかなり遅いようで、やっと開花したばかりのお花が1株見られただけで、まだ開花前の株が数株、暖かくなるのを待っているようでした・・
14 DSC_6368 (2)

雑木林には自生のフクジュソウの一群が・・お陽さまに誘われて落ち葉の間から顔を出したようですね・・
15 DSC_6372 (2)

ここは訪れる人もほとんどなく、静かな里山の風景が広がっていました・・
16 DSC_6373 (2)

ネコヤナギの花穂です・・今まで注意して見たことがなかったので、黄色い花粉を出している葯を初めて見ました・・
17 P2273332

紅梅が満開・・青空に映えて・・のどかですね~・・
18 P2273336 (4)


この日は併せて5ヶ所を巡っての花散歩でした・・

最後に車に戻ったのは、もう4時前・・風も強くなり気温もどんどんと下がってきました・・

テルモスの紅茶で温まって一息つき、帰路につきました・・わりあいにスムーズに走り、お家に着いたのは7時前でした・・

今年はお花の開花がかなり遅れているようで、もう3月になったというのに、早春のお花はやっと咲き始めたばかりのようですね・・

寒がりのカッパは、早く暖かくなってほしいな~・・なんて思うのですが・・

栃木のセツブンソウを訪ねて・・

先週は秩父方面のセツブンソウの自生地を訪ねたのですが、ちょっと早すぎて、ほとんどが蕾・・

ちょっと寂しい風景だったので、今回はぜひたくさんのお花たちが群生している様子を見てみたい・・ということで、2月27日の日曜日、栃木方面のセツブンソウを訪ねてお出かけしてきました・・

この日は朝一に道の駅二宮に寄ってイチゴを買いたかったので、朝は道の駅の開店に合わせて着けるように、7時過ぎにお家を出ました・・

道の駅に着いたのは9時10分前・・先日テレビで紹介されていたので、もうすでに入口には長蛇の列!・・テレビの影響ってすごいですよね~・・驚きでした・・

なんとかイチゴをゲットして、栃木の目的地へと車を走らせました~・・


最初に立ち寄ったのは今回訪れるセツブンソウの生息地の中で一番静かな自生地でした・・あまり知られてない場所なので、ほとんど訪れる人はいないのが嬉しい~・・
1 DSC_6287 (2)

ゆっくりと撮影できるのが嬉しい~・・
何ヶ所かで纏まって咲いていました・・
2 DSC_6268 (3)セツブンソウ

まだ少し時期が早かったようでまだまだ蕾もたくさん・・
3 DSC_6282 (2)セツブンソウ

開花していたお花は咲きだしたばかりで、新鮮なお花たちでした・・
4 DSC_6276セツブンソウ

このお花は萼片の枚数が多いようです・・八重のお花といえるのかな~・・
5 P2273214 (3)セツブンソウ

2ヶ所目の自生地では陽当たりの悪い斜面ではまだほとんど開花してなくて、ほんの2~3株ほどしかお花が見当たらなかったのですが、少し離れた陽当たりの良い斜面で、10メートル四平ほどの狭い範囲に、びっしりと群生して咲いているお花に出会うことができました・・
6 DSC_6289 (2)セツブンソウ

たくさんのお花が一斉にこちらを向いて咲いている様子は、なかなか壮観でした~・・
7 DSC_6297 (2)セツブンソウ

8 DSC_6294 (2)セツブンソウ

お陽さまが大好きなお花ですね・・
9 DSC_6298 (2)セツブンソウ

萼片の枚数に変異があるのも面白い~・・?
10 P2273240 (2)セツブンソウ

3ヶ所目に訪れたのはお寺です・・参道脇の叢とお寺のお庭で見られました・・
11 DSC_6312 (2)

参道脇の叢はとっても日当たりが良く、すでにお花は満開状態・・少し盛期を過ぎている株も・・
開花はかなり早かったようですね・・
12 DSC_6318 (4)セツブンソウ

お寺の庭では、苔や岩の間に生息している株はまだ少し早かったようで、今にも開花しそうな蕾が多かったです・・
開花しているお花はとっても新鮮で可愛らしい~・・
13 DSC_6308 (3)セツブンソウ

こんにちは~・・と・・可愛くご挨拶してくれているようですね・・
14 DSC_6310 (3)セツブンソウ

最後に・・4ヶ所めに訪れたのは、ロウバイとセツブンソウですっかり有名になっている「四季の森 星野」でした・・
15 P2273285

ここでもお花の開花は遅れているようです・・この日は午後から風が強くなり、梅のお花も土埃で霞んでいるようでした・・
15 P2273286 (2)

セツブンソウの生息地をぐるっと一回り・・
16 P2273271 (3)

陽当たりの良い斜面ではセツブンソウはちょうど満開でした・・
17 DSC_6331


4ヶ所でたっぷりとセツブンソウを楽しんで・・もう1ヶ所、今回訪れたいお花の自生地があったので、急いで移動です・・

青梅方面で出会ったシダ

今回の青梅方面の陽だまりハイキングでは、いくつかカナワラビの仲間のシダを探すのも目的の一つ・・ということで、登山口からしばらくは沢沿いの登山道を歩きました・・

予想通り、今回確認したかったシダを数種類観察することができました・・


今回一番見たかったシダはオオカナワラビ・・房総方面でシダを探した時、ハカタシダかオオカナワラビ、あるいはオニカナワラビ・・?・・とわからなくなってしまい、ぜひ確認したかったのです・・
沢沿いの登山道脇で、出会ったこのシダはオオカナワラビでした・・
1 P2233155 (2)オオカナワラビ

側羽片が5対以上見られる大型のシダなので、ハカタシダではないことはわかりました・・
また側羽片とほぼ同じ形態の頂羽片がはっきりわかるので、オニカナワラビではないこともわかりました・・
2 P2230557 (2)オオカナワラビ

全体はこんな感じでした・・わかりにくいですが、小羽片が平行四辺形に近い形をしています・・
3 P2230558 (3)オオカナワラビ

胞子嚢群ははっきりと辺縁寄りに付いていました・・また小羽片の辺縁には三角状の鋸歯が見られ、先端は棘状になっていました・・
4 P2233158 (2)オオカナワラビ

こちらはハカタシダ・・乾いた杉林の林床に生息していて、↑のオオカナワラビが沢沿いの湿った登山道脇に生息していたことから、生息場所の違いもあるようです・・
5 P2230531 (3)ハカタシダ

側羽片は3対ほどとそれほど大型にはならないようです・・
後側の基部小羽片だけが著しく長く目立っていました・・
6 P2230526 (2)ハカタシダ

小羽片は長楕円形で鋸歯が見られ、先端はやはり棘状でした・・小羽片がオオカナワラビと違い鎌形に伸びています・・
7 P2230525 (2)ハカタシダ

胞子嚢群は中肋と辺縁の中間部分に付いていました・・
8 P2233128 (3)ハカタシダ

ハカタシダには班があるものもあり、班があればはっきりとハカタシダとわかるのですが、左上の株は羽軸沿いに白い斑がわずかに入っていますね・・
9 P2230538 (2)ハカタシダ

このシダはヒメイタチシダではないかと・・
10 P2230545 (2)ヒエイタチシダ

広義のヒメイタチシダは西日本と東日本でヒメイタチシダとリョウトウイタチシダとに分かれたようなのですが、イタチシダはとっても複雑だそうで、オオイタチシダの可能性もあるらしい~・・?
ということで、ここでは大雑把にヒメイタチシダとしておくことにしました・・
11 P2230546 (2)ヒメイタチシダ

側羽片基部の第1小羽片が長く目立っていたので、イタチシダの仲間であることはわかります・・小羽片が密に付いていること、葉身の色あいが緑色が濃いことなどからリョウトウイタチシダの可能性も高そうですね・・
12 P2230547 (2)ヒメイタチシダ

胞子嚢群の付き方は他のイタチシダの仲間とほぼ同様でした・・リョウトウイタチシダでは羽軸に付く鱗片が黒っぽいのも特徴のようですが、はっきり確認できませんでした・・
13 P2233152ヒメイタチシダ

今までは見て見ぬふり?をしていたイノデの仲間を少しずつ観察することにして・・このシダは、葉柄が葉身よりかなり短く、全体の印象がぽっちゃりしているのでイノデのようです・・
14 P2230505イノデ?

胞子嚢群は中肋と辺縁の中間に付いていました・・
15 P2233118イノデ

葉柄基部の鱗片は三角っぽい幅広で、辺縁には不規則な鋸歯が見られるのですが、茎の上部になるほど幅が狭くなるようです・・
16 P2230506イノデ

このシダはイノデと比べると葉柄が長めで、全体にほっそりとした印象だったので、アイアスカイノデだと思われます・・
17 P2230512 (2)アイアスカイノデ

アスカイノデとよく似ているのですが、胞子嚢群がアスカイノデでは小羽片の中肋と辺縁の中間に付くのに対して、アイアスカイノデは辺縁寄りに付くことから、このシダはアイアスカイノデだとわかりました・・
18 P2233120アイアスカイノデ

鱗片は葉柄基部ではやや幅広で淡い褐色、葉柄上部では次第に幅が狭くなるようです・・
19 P2233122アイアスカイノデ

こちらはハチジョウベニシダだと思われるシダ・・
20 P2230534ハチジョウベニシダ

小羽片はベニシダと比べるとやや長めで、パラパラと付くように感じます・・ベニシダも変異が多く、種類もいろいろあるようなので、なかなか難しいので、確信はないのですが・・
21 P2233132 (2)ハチジョウベニシダ

登山道脇の岩場で見られたのはコバノヒノキシダでした・・
22 P2230493コバノヒノキシダ



そろそろ暖かくなってきて・・常緑性のシダはますます元気に・・夏緑性のシダはそろそろ芽生え始めるのかな~・・

シダも面白くなる時期ですが、お花の開花も次第に進んできているようで・・本格的な春が待ち遠しいですね・・

青梅丘陵で陽だまりハイキング・・スプリングエフェメナルに会いに

2月23日の祭日、久しぶりに都内を横断して青梅方面に、陽だまりハイキングを兼ねてスプリングエフェメナルに会いに出かけてきました・・

平日よりは首都高の渋滞はひどくないので、朝は少し遅め、5時起きして6時過ぎにお家を出ました・・



予想通り高速はスムーズに走り、無料の駐車場に車を停めたのは8時過ぎ・・準備を整えて出発です・・
しばらくは道沿いに歩き、登山口を目指します・・
1 P2230497

登山口からは沢沿いの登山道と、尾根道とにわかれているのですが、わたしたちはシダも探したかったので、沢沿いの登山道を歩くことに・・
2 P2230520 (2)

登山道沿いのシダを観察しながら沢沿いをしばらく歩き、沢から離れ、稜線上の登山道を目指して杉林の中の急斜面を登ります・・
3 P2230532 (3)

しばらく登って・・尾根に飛び出しました・・尾根には先日降った雪がまだ融けずに残っていました・・
4 P2230537

陽当たりの良い開けた斜面で、朝食を兼ねて小休止です・・お陽さまポカポカで暖かい~・・
5 P2230539

尾根上に付けられた登山道は小さな登り下りを繰り返しず~っと先まで続くのですが、わたしたちは途中でメインの登山道を外れて脇道を下ります・・
下りは転げるような急斜面・・滑らないように気を付けて下ります・・
6 P2230542 (2)

急斜面が終わると尾根に出て・・尾根上に付けられた踏み跡を辿ると、数件の民家の前に飛び出しました・・
7 P2230544 (2)

お陽さまをいっぱいに浴びて・・陽だまりハイキングを楽しみました・・
8 P2230551 (2)

その後はメインの登山道へと登り返し、元来た道を戻り、朝小休止した場所で、ランチタイムに・・
9 P2230553 (2)

ランチタイム終了後は城跡まで足を伸ばして・・この日はもう一ヶ所お花の生息地を訪ねる予定があったので、そろそろ下山することに・・
10 P2230556

登山口までは急斜面の尾根道を一気に下ります・・下りはあっという間・・2時前には登山口に到着です・・
11 P2230564

今回の目的のお花はオウメソウでした~・・
日当たりの良い斜面で満開のお花が群生していました・・
12 DSC_6232フクジュソウ

お陽さまに向かって精一杯に開いているようですね・・
13 DSC_6225 (2)フクジュソウ

オウメソウはフクジュソウの野生種の一つで、お花はフクジュソウと大きな違いはないようです・・
14 DSC_6226 (4)フクジュソウ

花弁がわずかに緑色がかっているのが特徴のようです・・よく見ると花弁の先端がわずかに緑がかっているのがわかります・・
15 DSC_6229 (2)フクジュソウ

お天気が良かったので目いっぱいに開花してました・・
16 P2233140 (2)フクジュソウ

お花はフクジュソウよりやや大振りな気がしますが・・雄しべもわずかに長いような・・?
17 P2233145 (3)フクジュソウ

民家の庭先に群生していたオウメソウです・・
18 DSC_6241フクジュソウ

日影の残雪の脇ではまだ蕾・・数株寄り添って・・寒そうですね・・
19 DSC_6245 (2)フクジュソウ

早く雪が融けて暖かくなると良いね~・・
20 DSC_6247フクジュソウ


青梅方面のお山から下山して車に戻ったのは2時過ぎ・・もう1ヶ所早春のお花の自生地への移動には、1時間ほど時間がかかってしまうので、大急ぎで車を出します・・
2ヶ所目の目的地は秩父方面、会いたかったお花はセツブンソウでした・・セツブンソウは今年初めての出会いです・・
この自生地は昨年同時期に初めて訪れたのですが、その時は一面が雪が舞い散るように白いお花がびっしりと咲いていたのですが、今年は、よく目を凝らさないと見つけられないくらいにしか咲いていませんでした・・

今年はお花の開花が全般に遅れているようで、この場所のセツブンソウもやっと咲きだしたばかりのようで、まだまだ蕾がたくさん・・
21 DSC_6260 (2)セツブンソウ

開花していたお花は、咲き始めたばかりで、まだまだ草丈も低く、とっても愛らしい姿でした・・
22 DSC_6256 (2)セツブンソウ

このお花は萼片の枚数がちょっと多いような・・?
23 DSC_6254 (3)セツブンソウ

標準的な萼片の枚数は5枚・・萼片に守られるようにしてY字型の花弁、その中に青紫色の雄しべが見られます・・花弁の先端の黄色と根元の淡いピンク色、雄しべの青紫色と・・お洒落な色合いのお花ですね・・
24 P2233168 (3)セツブンソウ

お陽さまをいっぱいに浴びて嬉しそうなこのお花は、萼片の枚数が更に多く、八重のお花でした・・
25 DSC_6265 (2)セツブンソウ

このお花では雄しべの真ん中から紅紫色の雌しべが3本出ているのが見られました・・
26 P2233184 (3)セツブンソウ


この日は青梅方面では陽だまりハイキングしながらオウメソウを、秩父方面では咲き始めたばかりセツブンソウをたっぷりと楽しむことができ、充実した1日になりました・・

欲張って2ヶ所廻ったので帰路についたのはもう5時過ぎ・・

祭日ということで、夕方からは高速の渋滞がひどくなると覚悟していたのですが、高速は車はそれなりに多かったものの、わりあいにスムーズに走り、一般道に降りてからも平日ほどの混雑はなく、早目に8時過ぎには帰宅することができました・・

これからスプリングエフェメナルもどんどん咲きだして・・お花の季節が始まったようで、嬉しくなりますね・・
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ピテカン&カッパ

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